
「アート」×「サステナビリティ」が持つ
可能性多様性を受容し、想像する感性を育む社会へ―
KOSE×キッザニアのトークセッション企画
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可能性多様性を受容し、想像する感性を育む社会へ―
KOSE×キッザニアのトークセッション企画
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社会や企業が重視しはじめた多様性
異なる価値観を受容する感性は、どのように育まれるのか?

サステナビリティと多様性をビジネス視点で紐解く
コーセーがキッザニア東京に出展するパビリオンのLPとプロモーション動画を、YUIDEAが制作したことが、そもそもの始まりでした。2022年にオープンしたこのパビリオンでは、年代や性別に関係なく化粧や美容にふれる機会を通じて、パーソナルな感性と自己肯定感を高める体験を提供しています。2社によるこのコラボレーション事例を、昨今ビジネス現場で重要なテーマと目される「多様性」を軸に、背景にある想いや、それによってもたらされるアウトカムを紐解いていきました。
このトークセッションは、サステナビリティに関する学びと発見を目的としたSustainable Brands OPEN SEMINAR & EXHIBITION の一環として、2023年2月14日に東京・丸の内で開催されました。当日は、大手企業やメディアのサステナビリティ推進やマーケティングに関わる方々に多くご参加いただいた他、大学生の参加者も見受けられ、Z世代の関心の高さも窺えました。
多様な個性のあり方を受容することで、もたらされるもの
いま多くの企業が DE&I の推進に懸命に取り組んでいます。他者の価値観に寄り添う想像力がビジネスにおいても必須になりつつある潮流が、この背景にあります。
KOSEはアダプタビリティという考えにもとづく取り組みを強化しています。特に、グローバル(Global)、ジェンダー(Gender)、ジェネレーション(Generation)の頭文字である『3G』をこれからの顧客づくりのキーワードとして、ビューティが持つ新たな可能性を探り、独自の化粧文化や価値を創出するために様々な挑戦を打ち出していて、それによってビジネスにおいても好影響や好循環が生まれているというお話をしていただきました。
そしてキッザニアでは、これからの未来に新しい価値を生み出していく子どもたちの感性を育む素地となる体験を提供しています。例えば、キッザニア内で着用する制服に男女の区別を設けないことにより、子どもたちはジェンダーにとらわれず職業を体験できます。そうした事例を、サステナビリティ視点での「価値」と捉え、パネルディスカッションでお話していただきました。ビジネスの視点では、キッザニアの各パビリオンが、出展される企業のパーパスやコーポレートメッセージを発信し、浸透させる場として機能しているとのお話も伺えました。これは、多くの企業が自社の想いや価値をどのように伝えていくといいかを悩んでいる中で、とても有益なヒントになるのではないでしょうか。

VUCAの時代に求められる感性とは?
わかりやすい解を、どれだけ素早く導き出せるか。これまでの世界で求められてきたのは、こうした能力でした。しかしVUCAの時代、大きなパラダイムシフトの過渡期にある現代では、分かりやすさや一つの正解を求めようとすればするほど多くの大切なものを見失ってしまうのではないでしょうか。
むしろ、いま求められるのは、社会が定義してきた価値観やアンコンシャスバイアスやステレオタイプにとらわれず、自分の想像力と思考を深めるスキルです。アート思考とは、これまで正しいとされてきた基準や解に左右されず、自分なりの答えを探求する試みです。
たとえば自分の価値観に合わなかったとしても、敵視したり排除したりするのではなく、関心を寄せて想像力をはたらかせる。そうした体験を通じてこそ、凝り固まった偏見や慣習から解放され、真の多様性を受容する感性や寛容さが育まれていくはずです。
YUIDEAで2021年から始動したサステナブル・ブランディング事業は、社内・社外それぞれにおける新しい時代のコミュニケーション設計支援を行っています。
正解のない問いや課題について考え、自分なりの答えを持つ。そのうえで、取引先・生活者・従業員等あらゆるステークホルダーとのコミュニケーションを深めていくことが、サステナブルな社会の実現のみならず、個人のウェルビーイングにもつながっていきます。そうしたサステナビリティ文化の醸成や浸透を、私たちの企画提案や伴走支援を通じて、ビジネスの市場そして社会全体にひろげていきたいです。
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